france_kurashi’s blog

フランスでのシングルライフ

優しさ




私は海外のあるレストランでデザートを作る仕事をしている。客席数およそ40名と、規模が大きめのレストランだ。

 

男性社会の厨房の中で、
おそらく私が最年長であり、唯一の女性。

 

 

日本人は2人。
他はアフリカ系数名、他はほぼフランス人。


職場の人達は優しい。
女性優先の国だからなのか、何かと優先してもらえる。困った事があると、さっと手を差し伸べてくれたり、どうしたの?大丈夫?と聞いてくれる。

 

気の強いフランス人女性のお陰で、気が効く男性に育つのか?もしかしたら今の職場が特殊なだけかもしれないけど

 

そういえば、日本ではおばさんと言われてしまう年齢の私をデートに誘う20代の男性もいる。

 

厨房で働く料理人、

背が高く、しっかりした体系で

落ち着いた雰囲気の彼は30代半ばに見える。

一回り以上離れた男性がアプローチをかけてくる事は出会い系サイトではよくあるが、意外にも紳士的な男性は多い。

もちろん中には体目当ての変な人もいる。

何人かとやりとりをして思ったのが、50代近くの男性より30代の男性の方がすごく紳士的で優しいそして気が利くということ。


これはまた別で、海外出会いサイトについて書こうと思う。




話は戻って、優しさについて。

 

職場の人はみんな優しいと書いたが、優しさにはいろいろある。


今朝の仕事中、焦ったことがあった。
私がある道具を使い、その道具を洗おう持っていく途中、付属の小さな部品を落としてしまった。小さな音で気が付いたが時すでに遅し。何処に落ちたのかわからない。


厨房の作業台の下は冷蔵庫になっており、どうやらその下の隙間に入ってしまったようだ。

朝の忙しい仕込み中、この道具が私の私物ならまだしも、私の先輩である人の私物。この部品がないと使えなくなってしまう。

焦る…どうしよう

 

そんな時、近くで朝の仕込みをしていたアフリカ系の料理人アシスタントが床に足をついて冷蔵庫の下を一緒に見てくれた。


積極的に一緒に探してくれ、隙間の奥に入り込んだ部品を手を伸ばしてとってくれた彼。


凄く有りがたかった。

Adama, ありがとう。




私を時折デートに誘ってくる人は、どうしたの?と聞いてはくれたものの、もしかしたら洗い場にあるんじゃない?と、状況を詳しく聞かずにいつの間にか居なくなっていた。

 

まぁ当然のことだ。朝の忙しいなか、人の事に構って待ってられない。それは当然のこと。
彼には彼の優しさがあって、その行動は人それぞれなのだ。





 

 

 

上司との関係

私の直属の上司である男性、ちょっと気難しいところがある。

 

なので、彼がイエスといっても、イエスじゃないことがあるので気をつかう。

 

なんとなく、雰囲気と表情でわかってしまう。

 

 

一気にどん底に突き落とされるような、傷つく言葉を言われることもあるので、なるべく流すようにしている。いちいち受け止めていたら心がもたないから。

 

 

 

さっき言ったことと今言ってることと違う
これもアルあるで、

 

「あの、先程はこう仰ってましたので、…」


なんてことは言わないのが無難。

人それぞれ受け取り方の解釈には違いがあり、
言い分もあるのだから

 

マカロン2回目

働き始めて明日で3週間目。
だいぶ慣れてきた。 



厨房は女性私1人。

フランスあるあるなのか?
たまーにちょっと下ネタ系の言葉を聞く事はあるけど、前に働いたお店ほど直接的ではないので、

適当に乗ってあげている。



 

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今朝のまかないにはムール貝があった。

 

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今出している苺のデセールのあまりで、
作ってくれた苺ミルク

 

 

休憩時間にマカロンを焼かせてもらった😊
お店のオーブンの温度は大体わかってきた。

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デセールは、営業時間が始まってから早くても1時間後になってしまうので、必要な仕込みが終わると結構暇だったりする。

なので、以前はこの営業時間に試したいものを作らせて貰っていたけど、休憩時間に作る方がやりやすいなと思った。

 

 

 

 

面接

私の都合で、連絡してから面接まで1ヶ月も経ってしまった。

 

 

一緒に働きやすそうな人でよかった。

後で聞いた話では、私以外に有名店でのキャリアがある私より若い女性候補者や20代男性もいたみたいで、私が採用された。

 

 

 

セッション

昨日のストで帰宅が大幅に遅れ、翌日は疲れがどっと出てしまった

 

起きれない…

なんだか体がだるい

今日は休みだから疲れを取るために起きたい時に起きることにしよう

 

 

何度も目覚ましを片手で止めながら、結局起きたのは12時半。

とりあえず軽く部屋を掃除してご飯を食べてパソコンのチェックをしていたらあっという間に2時になっていた。

なんだか体がまだだるい


頭痛持ちでは無いのに何か頭痛な感じがするベッドにとりあえず横になりたいちょっと休もう気づいたら16時だった。


やる気が出ない鬱状態ってこういうことなのかな


そういえば昨日は帰宅後あるセッションをオンラインで受けていた。


自分を内観するというもので、そのカウンセラーは私の知っている大物カウンセラーに師事していてちょっと興味を持って受けてみることにしたんだった。

 

 

昨日はそのセッションの3回目最終日だった。

 

 

私は子供の頃、とあるトラウマがある。
トラウマに触れたのがいけなかったのか、傷が癒されてなかったのか、何が原因かわからないけどとにかく今日はすごい疲れていた。

 

 

結局、今日は何処にも行かず、ずっとベッドで過ごすことにした。


 

帰宅に2時間…

仕事帰り、いつものメトロに向かうと入り口が閉鎖されていた

 

あーそうだ今日はストだったな

外がやけに騒がしくて、警察がうろうろしているわけだ

私が只今、臨時で働いてるカフェの近くがまさにストの中心地。悲しいことにその付近の交通手段は動いていなかった


やれやれ、ここから家まで歩くとどれくらいかかるのか

 

まあ、歩けるとこまで歩き、そこからバスか何かあるか情報見てみるか…


メトロ1番は自動運転なのでストでも動いているので、凱旋門までとりあえずメトロ1番宣で移動し、そこからバスに乗ることに

 

 

ここまでは良かったものの、凱旋門発のバスが現れず。雨がパラつき…😭

 



ふと前を見ると、

ひとつ前の通りにバスが来ているではないか!そのバス目指して並んでる人たちが一目散に走っていく。

 

そのバスはぐるっと回ってこちら側に来るだろうと予想し、私は賭けに出た

 

 

バス、来ない。

 

私の予想は見事に外れ

 

 

あーぁやってしまったよ

やっぱりあのバスだったのね💧

 

ストでバス停が変更されていたの??

 

 

歩いて家に帰ることにしました

 

 

雨がまたパラつきます

 

 

もはや、怒りも悲しみも出てこず、無の状態。
無表情で傘を片手にただただ歩く。

途中、バス停を見つけたので、バス待ちすることにしました

ところがバスが来る気配はなく、20分待ち…

 

 

またか…

歩いて帰ることにして、途中メトロの入り口が空いてるのを見つけた。

 

 

ここからちょっと遠回りすれば家に帰れる?

 

結局30分で済む移動は、ストのおかげで2時間もかかってしまった

これだからパリはね


20才年下の方とお昼ごはん

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短期の仕事を通して知り合った方とランチをご一緒しました😊

 



ここはかなり美味しくていつも大混雑なんです。夜は予約必須

 

前菜とメインを選んで15ユーロくらい。
パリ価格で考えるとお得です。

 

白いココナッツのスープを前菜に、メインは豚のキャラメリゼ風を選択。

 

 

 

 

彼女はフランスのビジネス系の大学に通っています。そこでは英語で授業が行われているそうです。なるほど、それで英語も流暢なのね!

 

今は大学を終えて、パリで就活するか日本で生活するかの真っ最中なんだそうです

世界中で問題になっている環境破壊が彼女の専門で、彼女自身も生ごみを土にかえるエコキッドをインスタで紹介したり、自ら無農薬野菜の販売のお手伝いに出向いたり、SNSで自分の考えを発信したりなど、今できることを彼女なりにやっていています。

 

しっかりしているなぁ。

 

 

私が40代ということもあり、パリで出会う人達は私よりうんと年下なパターンも多いんですが、

 

みんなそれぞれの目標をちゃーんと持っているんです。自分の言葉で、自分の考えをきちんと述べることのできる人達。

 

私の20代の時とは随分違うなって、いつも感心させられます。

 

 

私が20代の時といえば、、

自分のことで精一杯でした😅

 

当時は30までに結婚しないといけないという世間体に惑わされ、常に危機感に追われてました。

 

 

今思えば、すっごく勿体ないことに時間をついやしてました。もっと自分のしたい事を優先すれば良かったのに…

 

 

ということで、私のやりたかったことの棚卸しとそれに伴う準備は30代半ばから始まり、実際に叶えたのは40代半ばです。

 

 

そう、40代からのフランス留学。

色々ありますが、なんとかやっています

 

 

そんな一筋縄にはいかない単身フランス生活を綴ります🇫🇷